今回は経理部門におけるテレワークについて紹介いたします!
働き方という切り口から経理部門が抱えている課題について言及したいと思います。
テレワークの基本的な概要は前回のコラムでも紹介しておりますのでそちらもご覧下さい!
全国のテレワーク実施率は2020年4月半ばで27.9%でした。3月半ばの13.2%から2倍余り伸びたとはいえ、半数にも満たない数値となっています。
また中国5県では、広島と岡山が8.2%で全国37位。山口が4.7%、島根が13.1%、鳥取が13.1%と低い数値となっています。
(中国新聞2020年5月27日(水曜日)14面、パーソル総合研究所の調査に基づく)
何がテレワーク実施の障壁になっているのでしょうか。
経理部門では「紙」をベースとした業務プロセスが多いことが要因となっているようです。
経費精算には領収書の確認が必要です。他にも、請求書の発行には、印刷、封入、郵便が必要です。そしてそのような紙の処理には出勤が必要なのです。
従って、経理部門でテレワークを導入するためには、ペーパーレス化について考える必要があります。
しかし、元々業務のベースとなっていたものをシフトしていくことは簡単ではありません。それで二の足を踏んでいる企業も多いかもしれません。
そこで、筆者がおすすめするのが、まずは業務の全てではなく、一部分のみに注目することです。
例えば、経費精算。
経費精算というと紙やExcelのフォーマットに必要情報を記入、領収書を貼り付けて、承認のために回覧をするというフローを取っている企業が多いのではないでしょうか。
しかし、クラウドシステムである「マネーフォワード」を使えば、全てスマートフォンだけでできるようになります。
領収書はカメラで撮影してデータ化、そのデータと必要情報をシステムに入力し、そして承認者、経理担当者はシステム上でチェック、承認を行います。
経費精算の部分のみ、テレワークをするとしたら、月に1,2回のテレワークとなり、その程度では意味がないかもしれないと思われるかもしれません。
しかし、月に一度であっても、前回のコラムで紹介した7つの効果を享受することができます。
月に二回でも、一時間の通勤時間を丸ごとカットし、その分を家族と過ごす日があればどうでしょうか。長い目で見ると、離職率にも影響してくるかもしれません。
そしてこういった取り組みのいいところは、これをきっかけに、ITで解決できることを発見するなど、業務が見える化し、働き方だけでなく、業務改善につながっていくことです。
“ちょっとずつ”を合言葉に是非進めてみてください。
本コラムでお伝えしたように、経理のテレワークを進める上でクラウドシステムの導入が効果的です。
当社ではクラウドシステム導入から経理のアウトソーシングまでサポートしておりますので、経理業務でお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
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